旅ねこがマリオットボンヴォイアメックスカードを作らない理由㊙

皆さんこんにちは旅ねこです。

今日はこの旅行ブロガーのタブーと云われている、通称マリオットボンヴォイアメックスの闇について解説したいと思います。

このアメリカンエキスプレスカードと世界最大のホテルグループ、マリオットインターナショナルの提携クレジットカードは、マリオットホテルのポイントがザクザク貯まる魔法のカードとして多くの人に知られた存在ですが、実は誰もがお得に使いこなせるカードではありません。

マリオットインターナショナルwebサイト⇒https://www.marriott.co.jp/default.mi

この事実を世に知らしめることで、私はひょっとするとこの界隈から抹殺される可能性もあるのですが、敢えて今回その暗部に迫ってみたいと思います（笑）

Marriott Bonvoy Amexカード最新入会キャンペーン

すごいポイントが貰えるんですね～＼(◎o◎)／！6ヶ月で150万円決済可能ならオトクかも。

只、マリオットは2022年4月にカテゴリー制を廃止して高級ホテルは必要ポイントが上がっています。ミドル・ロークラスは逆に下がってるところが多いので、自分がどのクラスのホテルを多く利用するのか考えた上で申し込みましょう♪

※2022年4月25日まで上記のオトクな入会キャンペーンを実施中です。ワタクシ旅ねこはアンチMarriott Bonvoy AMEXという訳ではありませんのでそれは先に申し上げておきますね♪

Marriott Bonvoy AMERICAN EXPRESSカードの概要

＜カードの特長＞

• 通常、年間25泊以上の宿泊を達成した場合に付与されるMarriott Bonvoy（マリオットボンヴォイ）の会員資格「ゴールドエリート」になれる。
• アジア太平洋地域の特典参加ホテル内レストラン飲食代金が15%オフ。
• Marriott Bonvoyロイヤルティプログラム参加ホテル利用で、獲得ポイント数：1米ドル=12.5Marriott Bonvoyポイント (通常会員- 1米ドル=10ポイント – の25%ボーナス)
• カード継続時に15泊の宿泊実績をもらえる。
• ゴールドエリートの特典は勿論、全て使えます。

ざっと挙げただけでも上記のベネフィットがあります。こうして貯めたポイントは、無料宿泊に利用したり航空会社のマイレージに交換したりすることが出来ます。

マリオットポイント概要

マリオットホテルグループは、現在マリオットボンヴォイというポイントプログラムを通じて会員を広く集めて直接予約につなげる事に腐心しています。

このポイントプログラムが良く出来ていて、先日マリオット系ホテル支配人のインタビュー記事でも答えられていましたが、現在マリオットグループの宿泊者の実に8割が会員予約によるものだとの事です、スゴΣ(･ω･ﾉ)ﾉ！

このポイントは会員グレードごとの割り増しと、今お話ししているマリオットボンヴォイアメックスカード利用の際の割り増しポイントを合わせると、宿泊等で利用した金額に対して18・5パーセントのもの還元率になるのです（カード保有者の場合ゴールドエリートになっているため）。

更に、ポイントサイトを経由してマリオットホテルを予約すると2.5%～5パーセント程度の還元も見込めますので、実質20％OFFといってもいい高還元率のホテルグループなんですね。

ポイントサイトとは、企業の広告費を一部利用者に還元する事で、ショッピングやホテル宿泊、サイト登録などの宣伝広告を行っているサイトの事です。

もしまだ登録をされていない場合、よろしければ下のバナーから登録頂ければ幸いです(^^♪

そりゃ旅行会社やOTA（オンライントラベルエージェント）経由せず直接予約する人が多いのも納得です。

マリオットホテルと同地区、同等ホテルと比較してみた結果・・

では、一体具体的にマリオットとその他のホテル予約画面を比較しながら説明していきましょう。

ホテル	部屋タイプ	広さ	価格	宿泊予定日
アロフト東京銀座	キング	23㎡	18,513円	9/18
ミレニアム三井ガーデン東京	コンフォートクイーン	21.5㎡	9,000円	9/18
シェラトングランデトーキョーベイ	スタンダード本館	36㎡	36,000円	9/25
ヒルトン東京ベイ	ヒルトンルーム	35㎡	28,643円	9/25
メズム東京	ダブル	40㎡	53,349円	9/18
パレスホテル東京	デラックスキング	45㎡	53,119円	9/18
モクシー京都二条	梅スタンダードクイーン	17㎡	12,507円	9/18
ロイヤルパークキャンバス京都二条	コンフォートダブル	17.1㎡	5,400円	9/18
ウェスティン都ホテル京都	デラックスツインダブル	38㎡	41,360円	9/25
ホテルオークラ京都	デラックスツインダブル	37㎡	32,646円	9/25

太字はマリオット系列です。部屋の価格の大きな要素は広さになりますので、出来る限り同地区の同じくらいのランクの同じくらいの広さの部屋で比較をする様にしました。地価に依りますが、1㎡差で1500円程度で考えてみることにしてみるといいんじゃないでしょうかね。又、比較した日が一部違うのは、マリオット系ホテルが9月18日が何か要因があって高かったところについては、翌週の25日で比較をする事にしました。

結果は、ホテルのカテゴリーが低いほど、圧倒的に国内ブランドや他ブランドホテルが安いのが分かりますね。

つまり、マリオットはカテゴリー６以下のグレードのホテルなどは、最初から付与するポイント分を大きく超えて上乗せして価格設定してるってことなんです。

spgアメックスを利用してより多くのポイントを得られて幸せを感じていたところで、実際にはそれ以上に同ランクのホテルよりも多くのお金を払って、その分をポイントとして還元してもらっているので、何も得をしてない訳なんですね。

じゃあ、年会費の高いマリオットボンヴォイアメックスを作って使ってるのは意味が無いのか？って云うと、そうとも言い切れません。

マリオットの良いところとして、小さなお子さんがいる場合添い寝条件や朝食条件などが他の外資系ホテルグループと比較すると結構条件が良かったりします。

そして何より、ポイント入会キャンペーンなどがあると一旦カードを作って次の年会費の支払い前に解約すればオトクになることもありますからね。

尚、上の比較表は一例ですので、例えば平日の料金で比べるとホテル価格自体が下がるので価格差も縮まるハズです。

こういった比較は、私が旅行会社に勤めている中の人で、常々他社のパンフレットとの値段設定などの傾向を分析するために比較することに慣れているため、一度マリオットの宿泊代とその他のホテルとの比較をしてみようと思ったのがきっかけです。

少しだけマリオットから話が逸れますが、JTB、knt、日本旅行などの個人旅行を扱う店舗を多く抱えている旅行会社は、盆・正月・GWは値段設定を高めにしています。これは黙ってても売れる日は高くして、売れ残る平日を安くしてパンフレットで目立たせる傾斜型です。それに対して、個人旅行をメインにしていない準大手や中堅の旅行会社のパンフレットは、宿から提示された卸値に一律で自社の設定利益率を乗せた平坦な値段設定になっているところがありますので、繁忙期に宿泊される方は一度大手以外のパンフレットも見てみると、意外とお得に宿泊出来たりします。特に繁忙期の2か月前を切ってからの宿泊は、パンフレットは値段の刷り直しが出来ないためネットよりも安い場合がありますからね。

グループのホテルが増えて自社サイトからの予約がメインになれば、ポイントや特典などで会員を囲い込んで、少しずつ利益率を改善していくのはホテルとしては当然の事ですので、ポイントに呪縛されすぎるといつの間にか割高なお買い物を迷うことなく継続してホテル側の思うつぼにはまることになりますから注意が必要です。

【じゃらん】国内25,000軒の宿をネットで予約OK！2％ポイント還元！

まとめ

マリオットボンヴォイアメックスを作った方がいい人と、そうでない人の分かれ目については以下が私なりの見解になります。

作るべき人

元々マリオット系ホテルが自分の感性に合ってて好きな人（マリオッター）。

小さなお子さんがおられて添い寝利用の多い若いファミリー層。

マリオット系列のホテルでもカテゴリー7以上のホテルを頻繁に利用する人。

作ってもあまり意味がない人

高級ブランドホテルの利用が殆ど無く、そこそこ快適なホテルであればコスパがいい方を選ぶ人。

私の様に一人旅がメインの人

但し、キャンペーンがあるタイミングなら作って一年以内に解約するんならお得です。とは言え、解約ありきでのカード入会はお勧めするのもどうかと思いますので、ご自分で判断頂くことになりますが（笑）

結論・迷っている方へのアドバイス

結局、マリオットボンヴォイアメックスを作って高い年会費を払った挙句、更にホテルに宿泊する度に無駄に高いお金を払ってポイントを高い値段で購入してるだけの事になりかねないので、このカードを作るのはやはり常日頃からリッツカールトンやセントレジス、JWマリオットなどの高級ホテルに頻繁に宿泊する方以外は発行は避けた方が私的には無難な気がします。

はっきり言って、モクシーやコートヤード、フェアフィールドクラスのホテルなら、日系ブランドホテルでもかなり料金が低めに抑えられてて高品質なホテルが溢れていますので、そちらの方がコスパがいいと感じています。

私自身、6月まで行われていたキャンペーンで発行しようかなと考えましたが、現在自分がステータスマッチからのプラチナステータスを維持しているため、ゴールドにしかなれないこのカードを発行するのはちょっともったいないなと考えて見送りました。実際、日本国内ではそんなにマリオット系の高級ホテルバンバン泊まる訳でも無いですしね。

私自身は、いずれ海外渡航が再び可能になって北米へ足を運ぶようになって、今のプラチナステータスが無くなった時にキャンペーンが行われれば、下駄の5泊も含めて検討してみようかなと考えています。

spgアメックスは、ポイントがどんどん貯まってオトクな気分を味合わせてくれる素敵なカードですが、持つ人を選ぶカードだという事も忘れないようにしておきましょう♪